恋愛工学は賛否両論多い。
1部分だけ切り取るとセッ◯ス第一主義論に見える。(間違ってはいないが)
そういった側面が女性からすると、恋愛工学はキモい!とかミソジニー(女性蔑視)だ!と批されていたり、恋愛工学で女性経験が豊かになっても幸せな恋愛はできないといった意見も多い。
また、口説きの側面から見ても、恋愛工学は美女には使えないし、モテないといった意見もある。
ほんとのところ、恋愛工学は美女に使えるのか?恋愛工学を使ってほんとの愛は見つかるのか?恋愛工学はミソジニーなのか?といった極めて重要な議論に触れたい。
この議論はすでにたくさんの恋愛工学生やアルファアカウントの中でもされているが、実際に恋愛工学を使ってナンパガチ勢となり、ナンパで出会った一人の素敵な女性とお付き合いしている僕だからこそ、恋愛工学のまとめや信ぴょう性について語れるのではないか?と勝手に思った次第である(笑)
目次
恋愛工学とは
恋愛工学の正しい定義は、恋愛を金融工学のフレームワークに落とし込み、科学的な域にまでに高めたものと言われているが、これだと理解しがたいだろう。
僕なりに解釈すれば、恋愛工学は一般的な恋愛論ではなく、非モテを克服するための恋愛理論なのである。
ゆえに、非モテが恋愛で起こしがちな2つの行動を徹底的に否定している。
- 非モテコミット…好きな女性に対して、自分の感情をコントロールできないほど依存してしまう状態
- フレンドシップ戦略…口説きたい女性に対して、友達として仲良くなってから告白してセッ◯スするアプローチ方法
この状態を克服するために、スタティスティカル・アービトラージ(モテ=試行回数×ヒットレシオの方程式をもとに、統計学的に女性にアプローチすること)を通して、効率的に女性を口説こうというのが根幹の理論なのだ。
恋愛工学の戦略は非モテの戦略と真逆で、複数の女性を口説くこと、セッ◯スすることを目標にすることを行動指針としている。
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恋愛工学はキモいの?
恋愛工学は、キモいけどある意味正しい。の記事では、恋愛工学を女性版にすると、いかに男をATM化するか?といったノウハウになるはずで、男からするとキモいはずだ。
恋愛工学の女版は、「金持ちをゲットし、永久にATMにする効率的な方法」を教えるものになるのだろう。やっぱりそれは、男からすると気分がわるいよね。恋愛工学に感じる女側の嫌悪感は、それと同じだ。
という指摘があるわけだが、これは的を得た指摘と言える。
つまり、女性から見ると恋愛工学は非常にキモいものであり、これはある意味仕方がない。
本音というのは、ほぼキモいものだからだ(笑)
例えば、経営者の本音は、従業員からは受け入れがたいものになるだろうし、従業員の本音は経営者には受け入れがたいものになるのはお決まりだ。ゆえに経営者は孤立する。
つまり、本音で話し合ってはいけない相手なのだ。
この辺に関しては、ケーゴさんも今さらながら、「恋愛工学」への批判について思うことにて同じような考察を述べている。
まず、女性からの批判について(この段階では、モテ・ 非モテを分けない)。
これは、女性からの批判があるのは当たり前だろう。
オレが女性なら、自分以外の女に、何人も同時進行でアプローチしている男なんて、一言でいえば、「ありえない」と思う。
また、自分(女性)と会っているとき、自分とどうやってセクしようか、ということを考えている目の前の男も、イタイだろう(実際オレは、新規の女性と食事に行くときは、いつも考えている)。
たとえそれが、男的には、男がモテるために必要なことだとしても、男の本能的には当然の行動だとしても、きっと女性の「本能的に」ありえないと思う。
人間は、最後は論理ではなく、本能• 感情で納得しなければ、それが「正しいこと」だとは理解しないと、オレは思っている。
従って、女性から批判があるのは、これは当然のことだ。男と女は「違う」のだ。
だから、恋愛工学について分かり合えるわけがないし、そもそも、分かり合う必要もないと、オレは思う。むしろ、批判する女性と論じ合うべきではないだろう。
ここで僕なりの見解を強くするとすれば、非モテのままいる男と恋愛工学でモテるようになった男のどちらと恋愛をしたいか?という問いを女性陣には投げかけたい。
例え、やり捨てされることがわかっていたとしても、後者を選ぶのではないだろうか?
それに、やり捨てはそこまで悪いことじゃないというのが僕の意見だ。
ヒデヨシさんが「彼女にするかどうか」なんてセッ◯スする前に8割決まってるにて「実は男は初デートでその女性と付き合えるかどうかを判断している」と言っていたように、やり捨てされてしまうということは単に魅力不足なのだ。
「3回デートするまでセッ◯スしてはいけない」
という話は、あらゆる女性向け恋愛本に書かれてあります。
気高い女性であるために。
あるいは理想の結婚のためには簡単に身体を許してはいけないと。
先人たちは口を酸っぱくしてアドバイスします。
でもそういう教えを見るたびに僕は思うんです。
いやそれ、関係ないから。
「その子と付き合うかどうか」
なんていうのは正直言うと、セッ◯スする前にほとんど決まっています。
8割は決まってる。
身体の相性云々の前に。
セッ◯スっていう既成事実の前に。
恋愛工学でやり散らかしてる男だって、魅力的な女性がいたらやり捨てなんてしない。
恋愛とは、一途でいなければいけないといったルールで縛るものではなく、魅力で勝負するものだ。
モテる女性達だって、やるのはいいけど付き合うのは微妙、、、という男を何度もやり捨てしてきたはずだ。
そこそこ女性を抱いてきた男ならわかるはずだが、女性が男をやり捨てする回数のほうが実ははるかに多い。
「口説いてきたのは男だから私は悪くない」と思ってるかもしれないが、紛れもなくやり捨てじゃないだろうか?
僕はこういった女性を責めたくてこれを言っているわけじゃない。
口説くというのは女性が思っているよりも大変なことという理解を女性側にもして頂きたいのだ。
恋愛工学はミソジニーなのか?
恋愛工学がミソジニーと言われている理由として
- 女性の個々の人格を認めていない(スタティスティカル・アービトラージによるもの)
- 女性を性対象としてしか見ていない(セッ◯ストリガー理論によるもの)
の2点だ。
恋愛工学は女性の個々の人格を認めている
恋愛工学は女性の個々の人格を認めていない。
恋愛工学を使う男は、抱いた女性の性格には興味を持っていないというのである。
これが最大の誤解だと思う。
スタティスティカル・アービトラージに対して、誤解があるのではないか。
スタティスティカル・アービトラージを日本語に訳すと、統計学的にアプローチするという意味なのだが、きっと女性を統計として見ている点が人格を認めていないと思わせてしまうゆえんだと思う。
しかし、スタティスティカル・アービトラージの本質は、興味のない女性をはじき落として(恋愛工学用語でいうとストップ・ロス戦略)、興味のある女性にアプローチしていき、その中で最も理想的な女性を見つけていくことにあり、恋愛をうまくいかせるためのものである。
恋愛工学は、セッ◯スはバンバンしていいが、恋愛には慎重なれ!と言っているのだ。
恋愛工学は女性を性対象として見ているが、しっかりその先も見ている
恋愛工学は。女性を性対象としてしか見ていない。
そもそも、この批判の裏側にあるのは、女性側がセッ◯スをしてあげているという思想から来ていると思っている。
セッ◯スとは男へのご奉仕であると。
これがそもそも間違っている。
男と女のセッ◯スは対等なんだよ。
そしてセッ◯スしたから勝ちとか負けが決まるわけではなく、気のある二人がセッ◯スすればお互いハッピーになるはずだ。
そして、セッ◯ストリガー理論(セッ◯スすることで女性は男を好きになる。だからまずはセッ◯スすることをゴールにする。)のせいで、恋愛工学はセッ◯ス至上主義と思われがちだが、これも誤った捉え方だ。
恋愛工学では、女性はセッ◯スをすると好きになる傾向があるから、それを恋愛で幸せになるための手段として使っているだけの話である。
そのなかで、快楽を求めてセッ◯スするときももちろんある。ただ快楽を求めてすることは女性も普通にあることだと思う。
確かに、一部の恋愛工学生(ナンパ師よりの考えを持つ人たち)は、セッ◯スすることを勝ち負けとしていて、それに対しては僕も違和感を持っているが、少なくとも恋愛工学の長である藤沢数希は、何度もそういった思考に関して注意喚起をしているのである。
恋愛工学を学んでもモテるようにならないのか?
結論から言うと、恋愛工学を正しい意味で解釈して取り組めばモテるようになる。
それは僕が一番実感していることでもあるし、多くの恋愛工学生と呼ばれる男たちが証明している。
ここでまた一つ議論となるのが、モテの定義である。
つまり、モテを経験人数の多さとするのか、美女をゲットすることなのか、魅力的な女性と継続的に関係を持つことなのか、という点である。
よくある恋愛工学批判として、「恋愛工学を学んでもモテるようにならない。なぜなら恋愛工学を実践することで経験人数は多くなっても、美女に対して使えるとは限らないし、魅力的な女性と継続的に関係を持つことができるとも限らないから」
という意見があるが、僕はこれには否定的で、経験人数が多くなることに比例して、美女にも対処できるようになるし(過去と比較して)、継続的な関係を築けるようになる。
それは多くの女性を知ることで女性の扱いに慣れるということと、性的に満たされていることで余裕をもって女性に接することができるからだ。
恋愛工学の主要理論とテクニック
この辺は定義の話なので、「僕は愛を証明しようと思う」から引用する。
それぞれのテクニックに対しての有用性は、そのうち追記していこうと思う。
Good Genes Good Dad
Good Genes(グッドジーン)
病気に負けない強い免疫力を持ち、女を惹きつけるルックスや生存競争を勝ち抜ける強さとスマートさを持った男のこと。
必ずしも同じ概念ではないが、要はイケメンのこと。
Good Dad(グッドダッド)
簡単に女を裏切らず、子育てに協力的な男のこと。
権力を持っていて子供を擁護できる。現代社会では地位とカネを持っている存在が『Good Dad』と言えるだろう。
モテスパイラル現象
イケメンや金持ちでなくても、単に他の女にモテている男がモテる現象のこと。
これは多くの生物実験でも明らかになっている。
「モテがさらにモテを呼ぶ」ので、スパイラルに乗れるように頑張ろう。最初はフリだけでいい。
セッ◯ストリガー仮説
女は好きな男とセッ◯スするのではなく、セッ◯スした男を好きになること。
このトリガーが引かれる前(プレセッ◯スピリオド)は、女のほうが優位であり、トリガーが引かれた後は男に主導権がうつる。
つまり、逆説的だが、セフレが欲しければどうにか一度セッ◯スすることだ。
一度セッ◯スしてしまえば、二度目以降のセッ◯スは容易になる。
ACSモデル
プレSP(セッ◯スピリオド)をA(Attraction)、C(Comfort-building)、S(Seduction)の3フェーズに分解し、自分と相手との関係がACSのどこにいるのかを把握することにより、正しいアクションを行うことができるモデル。
オープナー
見ず知らずの女性に初めて話しかけるときに使うルーティーンのこと。
「写真撮りましょうか」と話しかける「写真オープナー」や、シンプルに「こんばんは!」と話しかける「こんばんはオープナー」などがある。
ディスる技術
ギリギリ笑える範囲で相手をからかったり、恋愛対象として相手に興味がないように振る舞うテクノロジー。
使用例:「お前、その肌フォトショップで修正してるだろ」
恋愛工学で愛は証明できる
恋愛工学の誤解を解くとともに、恋愛工学を正しく使えば、モテるようにもなるということを説明してきた。
重要な本題に入ろう。
果たして恋愛工学でモテるようになった先に、愛は見つかるのか?
結論、僕のアンサーはYESだ。
恋愛工学でセッ◯ス依存症になってしまう人もいるだろう。
常に新規で女性を抱かないと気が済まない人が出てくるのもよくある話。
だが、それは男の本当の欲望に従った結果、そうなってしまったのであって、その素直な欲望を誠実な恋愛論で閉じ込めていたところで、いずれ歪は発生しているはずだ。
そういった欲望と向き合って、コントロールできるようになってこそ、真の愛にたどり着けると思う。
恋愛工学の元祖でありThe Gameの著書であるニール・ストラウス、通称スタイルもナンパにハマり込みすぎて、セッ◯ス依存症、その果にはうつ病や自閉症といった病気まで発症してしまっている。
これを聞いて恋愛工学的な恋愛理論に危険性を感じる人もいるかもしれないが、スタイルはその後、病気をセラピーを受けることによって克服し、一人の女性を愛すようになった。
そしてより本質的な人間関係を構築する術を教え始めたのだ。
一見、遠回りに見えるかもしれない、破滅の道の先に、彼は本当の愛を見つけ、人間関係の本質を見出した。
僕らは彼の体験からエッセンスを見つけることができるのではないだろうか。
金を稼いだことがない人間が「幸せはお金で買えない」と言うのが戯言であるように、
セッ◯スしたいという男の本能的な欲望に向き合ったことがない人間に、「恋愛はセッ◯スだけじゃない」とは言えないのである。
そういう意味では、僕もまさに今破滅のロードを歩いている最中かもしれない。
しかし、破滅したとしても、欲には正直でいたいし、そのせいでどれだけの苦痛を味わうことになったとしても、結果本当の愛を見つけることができれば本望だ。